プラネタリウムで結婚式 Part.2(準備編その2)

さて、準備編その2です。

場所が決まると、実際に内容を詰める段階に入ります。決める必要があるのは、式の内容と呼ぶ人数です。まずは呼ぶ人数から考えましょう。

プラネタリウムには当然定員があります。これは館によって異なります。ですので、まずは定員を確認しましょう。我々が式を行ったプラネタリウムは座席数が170あります。つまり最大170人入るわけです。
逆に言うと、もし来賓を30人くらいしか呼ばなかったら、会場はすかすかになってしまいます。なので、会場がそれなりに埋まるように、呼ぶ人数を調整しないと行けません。

ただし、ソフィア・堺の場合は、近くに披露宴というか二次会というかを行える場所がありません。というか、館に併設されているレストランを使うのが 一番、移動などの手間を省けるし便利です。他のお店を使うとなると、徒歩で10分以上は歩く事になります。これはさすがにちょっとね。
併設されているレストランの定員は70名程度。ですので、式に呼ぶ人数も70人としました。これならプラネタリウムも4割くらいは埋まりますし、ドームの端っこの、見えにくい場所を封鎖してしまえば、半分以上埋まる感じがして、ちょうど良いはず。
逆にそれ以上呼んでしまうと、プラネタリウムは埋まって良いのですが、式が終わったらそのまま帰っていただく方を作る事になってしまうため、かなり不義理な感じになります。えすので、70名というのはギリギリの人数でもあったわけです。

70人の内訳は、

我々2人+親族11名
大阪市立科学館友の会から15名程度
新郎と新婦の友人知人で40名

としました。そうすると、あとはソフィア・堺のスタッフの方々などもお呼びする事が出来るだろうと考えたわけです。

ポイント3
プラネタリウムの定員はかなり多い場合がある。定員一杯まで呼んでしまうと式だけで披露宴に参加できない人が出るし、披露宴の人数があまりにも少ない会場だと、プラネタリウム内がすかすかになってしまう。バランスが大事!

 

そして内容です。こっちは人数の決定ほど楽ではありませんでした。

あの暗いスペースでいられるのはせいぜい45分。集合写真をどのタイミングで撮影するのか?などをいろいろ考えると、30分程度で終わるのが望ましいでしょう。
実際にチャペルで行う式も、1時間もやることはほとんどなく、せいぜい20~30分だと思いますし。

次に演出です。是非やりたいのは、新郎新婦それぞれが生まれた日の星空を映しだし、どんな星が見えていたのかを解説してもらう事。場合によっては、結婚式当日の星空を出してもらうのも良いでしょう。

我々の場合は、私がその分のシナリオを書きました。一応、元プロですから、星空解説の原稿を書くのはお茶の子さいさいです。
普通のひとは当然書けないと思いますので、その際は館の人とよく相談して投影してもらう日付を決め、どんな星空解説になるかはお任せでも良いでしょう。

それと我々の場合は、良く披露宴なんかでやる、「新郎新婦が生まれてから今までのアルバム」をプラネタリウムのドーム内に映しだしてもらいました。
ソフィア・堺の場合はビデオプロジェクターを使って映しだしてもらいましたが、館によってはスライド投影機のプログラムを書いてもらわなければならないかもしれません。
もしプラネタリウム内でアルバム投影を行いたい場合は、館の人とよく相談しましょう。
ちなみに我々の場合は、プロジェクターのサイズを私がチェックし、その大きさに合うように、私がDVDを作りました。BGMを自分で選曲し、パソコンでビデオ編集を行って、持ち込む形です。
もちろん、それ以外にも、入場や退場の際に流れる曲、星空解説の際に使う曲、誓いの言葉の際に流れる曲などを全て自分たちで選曲して持ち込みました。
ただし、全部二人が所有しているCDで、レンタルで借りたり、ダビングしたりしたCDはないという、ちょっとだけ著作権法にも配慮しました。お金を取るわけではないのですが、微妙と言えば微妙な使用方法ではあるので、なるべく法律違反にならない範囲を模索したわけです。

そうそう、式の流れは下記の通りです。

1.入場(暗い中、スポットライトの明かりだけで入場。星はどうせ見えないので投影せず)
2.新郎新婦が生まれた日の星空解説
3.二人のアルバム(星は投影せず)
4.誓いの言葉
5.指輪の交換
6.退場

星が出ていたのは、結局2.だけでした。もし入場や退場時も星を出したい場合は、足下にあまり強くない光量のライトを置くか、お客さんにペンライト を持ってもらって、それで照らしてもらう程度の灯りで行う必要があります。ま、みんな新郎新婦に注目していますから、星は出てても意味ないですけどね。

この辺も、実は5回くらいソフィア・堺のスタッフの方々とはお打ち合わせをさせていただきました。

ポイント4
結婚式当日の星空や、新郎新婦の生まれた日の星空は是非出してもらいましょう。それ以外の内容や、入退場時に星を出すかなどは、館の人と良く打ち合わせましょう。
ただし、彼らは結婚式のプロではないので、自分の意見やイメージを無理強いして押しつけてはいけません。

 

次回は衣装や披露宴の打ち合わせを報告します。