第55話 かんぺーちゃん

かんぺーちゃんが

「『神聖モテモテ王国』ってマンガ、おもろいらしいな。わし、今日は徹夜して読むわ」

と言ったのに対し、周りの若手は

「かんぺー師匠。あのマンガはやめた方が良いですよ。くせありすぎて、ダメですって。悪いことは言いませんから、やめて下さい」

と止めたのですが、かんぺー師匠は言うことを聞きませんでした。そして「神聖モテモテ王国 全13巻」を持って部屋に入っていったのです。

「さすがの師匠でも、7巻辺りできつくなるやろ」
「13巻全部を一気読みは無理やって」

そう言いながら、こっそりと様子を覗く若手達。それを知ってか知らずか、師匠はどんどん読み続けます。時々

「おひょひょひょひょ」

とか

「おみゃーっ!」

とか訳のわからん奇声を発しながらではありましたが。そして夜中の2時頃、全13巻を読み終え、師匠は眠りにつきました。

「おい、読み切ったで」
「いやぁ、あれをなぁ…」
「どんな感じやったんやろ?」

と、若手達は興味津々というか、気になって仕方がありません。そして眠れないまま朝になりました。いや、なってしまいました。

起きてきたかんぺー師匠は眠そうな若手達に対し

「なんや、徹夜かいな。ちゃんと寝なあかんで」

と言い残し、いつもの感じで仕事に向かいましたとさ。

 

っていう夢を見たんだが、なんで「神聖モテモテ王国」なんだ? あれは13冊も出てないだろ(調べたら全6巻だった)。
しかも覚えている限り、絵柄は「かってに改蔵」(全26巻)だったぞ。うーん、よくわからん夢だった。ちなみにどちらも途中で挫けたので、真面目に読んでいなかったりする…

 

今月の歩数:196,615歩
今日の体重:67.9kg